(1)友人が公務員になって、結婚して、弱ってます。

スポンサーリンク

 

 

 

先日、6年ぶりに大学の友人、『あいだ君』に会ってきました。

 

大学を卒業してから、毎年一回くらいは

会っていたのですが、お互い忙しくなってしまって、

ここ6年間は会っていなかったのでした。

 

 

久々に会ったのですが、以前と会った時とそれほど変わらず。

少し、ガッシリした感じです。

 

ですが、なんか変。

なんだか、ポーカーフェイス。

雰囲気が冷めた感じ。

おかしい、こんな奴じゃなかったのですが。

 

あいだ君

『実は結婚したんだよ。』

 

『お、良かったジャーン、おめでとう!!』

 

と言いながらも、

 

『なぜに僕に連絡しなっかった??』

 

『あれ、僕らそんなに仲良くなかったっけ??』

 

など、思っていたのでした。

 

そして、子供もいるとの事。

 

 

『お子さん、いくつなの?』

『男の子?女の子?』

 

 

あいだ君

『女。1歳。』

 

 

『超、可愛いでしょ??』

 

 

あいだ君

『全然、可愛いくない。』

 

 

『え・・・ん・・??

いやいや、可愛いでしょう?

一番、可愛い時期なんじゃない?』

 

 

あいだ君

『いやいや、ホント、可愛くないんだよ。

うちの子、すごいカンシャク持ちだし。

すぐ、キレて物を投げるんだ。』

 

 

『おいおい、あいだ、お前、大丈夫なのか??

普通、可愛いだろ。自分の子供は。

ただ、照れているだけなんじゃねーのか??』

 

と、思っていたのですが、

 

あいだ君は照れ隠しをしている様子でもなく、

淡々と話をしているのです。

 

『なんだ、コイツ。

少し会わないうちに、

変わったな。』

 

 

あいだ君は大学時代、

ちゃんと就職活動をしていたのですが、

世間は平成の大不況。

そう、僕らの時代は就職超氷河期世代なのでした。

僕らは忘れられた世代。

世間からは、

『あ、いたんだ。』の世代。

 

大手も採用を見送る中、

採用があっても『若干名』ばかり。

もちろん、怪しい企業も多数。

大学名より、何より、

『コネ』が一番強い。

公務員になるにも、非常に厳しい時代。

なんせ、団塊世代がまだ現役でしたからね。

またリストラも盛んな時代でした。

 

僕らは、大した大学でもなく、

コネもあるわけでもなく、

能力も特にあるわけでもなく、

就職が決まらず。

 

そして

あいだ君は、

何を思ったのか、

『海上自衛隊の契約社員』に

なったのでした。

 

僕を含め、仲間たちから、

 

『なんで、自衛隊??』

 

と、ビックリされていたのでした。

そして心配されていたのでした。

 

だって、あいだ君、

色白で、華奢なのです。

 

スポンサーリンク

 

大学を卒業してから、

3ヶ月後。

あいだ君から、電話が。

 

そしたら、あいだ君、入院しているとか。

訓練中に体調が悪くなって、

肝臓をやられた様です。

それで1ヶ月程入院。

 

電話では自衛隊を辞める話しでしたが、

結局、上司に説得され、地上勤務として

自衛隊に残るのでした。

 

毎年会っていた頃は、自衛隊の話をよくしてました。

寮暮らしで、外出もなかなかできないとか。

お金はあまり使うこともないから、

結構貯まるとか。

出会いは全然ないとか。

 

その頃のあいだ君は、まだ大学時代とそれほど変わらず。

笑いもあり、楽しげな感じだったのですがね。

 

あいだ君が27、8歳の時に、正規の自衛隊員になったのですが、

その頃から、どうやら、色々な勤務地に飛ばされた様です。

 

 

大学時代もそうだったのですが、

あいだ君は、見た目はそれほど悪くないのに、

女性に縁がない。

そして自分からグイグイいくタイプではありません。

自衛隊に就職してしまったので、

益々女性とは縁が遠のいてしまったのでした。

 

そんな、あいだ君が結婚!!

 

これは、僕の妄想ですよ。

ただ、おおよそ当たっているでしょう。

 

おそらく、あいだ君、

自衛隊の婚活パーティーに参加したのでしょう。

そこで出会った女性と結婚したのではないかと。

 

僕が

 

『奥さんとは、どこで知り合ったの?自衛隊の人?』

 

と聞くと、

 

 

あいだ君

『ううん。前からの知り合い』

 

と、答えたのでした。

 

『前からの知り合いって、なんだよ!!』

と思ったのですが、

 

これ以上聞いて欲しくない雰囲気。

 

そして奥さんの話しも、

子供の話も、自分からは一切しないのです。

新婚なのに。

 

こっちから聞かないと、話してくれない。

ですが、詳しくは答えない。

 

ですが、

何気ない話しを色々していると、

なんとなく、あいだ君の今の状況が

分かってきました。

 

どうやら、奥さんは正社員で働いている様です。

今は時短勤務らしいですけどね。

あいだ君、土日は家族サービスで子供の面倒を見たり、

家のことをしているとのこと。

しかも、毎日の夕飯もあいだ君が作っている。

 

『あれ?奥さん、何してるの??』

 

と、聞きたかったのですが、

聞けず。

なんせ、聞いてくれるなオーラが凄いのなんの。

 

あいだ君は

結婚をしてから、だいぶ身も心も

疲れている様でした。

 

仕事でも神経を使い、

家に帰っても、身も心も休まる時がない。

緊急事態の時は、

深夜でも召集がかかる。

上官の命令は絶対ですが、

奥さんの命令も絶対!!

なのかもしれません。

 

 

自衛隊は55歳定年。

しきりに、あいだ君は、定年のことを気にしていました。

年金をもらえるまで、10年。

ですが、僕らの時代の年金支給は

70歳くらいになっているかもしれません。

確かに、不安ですよね〜。

 

奥さんは今の職場で、定年まで働く予定だそう。

 

子供が高校を卒業するか、しないかの時に、

あいだ君は自衛隊を退職。

奥さんが、一家の稼ぎ頭になるのです。

 

そうなると、あいだ君、

なんとなーく、立場が弱い。

 

奥さんから

 

 

『あんた、今から料理できないでどうすんの?』

 

『あんたは55歳までだけど、私は60歳まで働くのよ!!』

 

 

などなど、言われているかどうかは知りませんが、

そう言われているとしたら、辛いですな。

 

 

 

あいだ君、

会話をしている最中に、

 

『最近、脳のシナプスがおかしい』

 

と言いながら、頭皮を揉みだしたり、

会話の最中、一瞬『白目』をむくのです。

どうやら、チックの症状が出ている。

最近では、逆流性食道炎を患って、

また再検査をするとか。

訓練のせいか、膝も、腰も、肩も痛いそう。

 

あいだ君、完全に、身も心も弱っているのです。

スポンサーリンク

 

続く・・・ブログランキングに参加しています。

1日1回、幸運クリックをどうぞ!!