(35)兄は人を不快にさせる天才なのです

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カウンセリング当日。

兄が予約した時間は午後3時。

自宅からカウンセリングルームまでは、電車に乗って約40分ほど。

この時期は連日猛暑日。

一番気温の高い時間帯に家を出て、

汗をダラダラ流しながら、

僕と母はカウンセリングルームに向かうのでした。

母は暑さと、緊張で、足取りがいつも以上に重い。

 

 

やっとのことで、カウンセリングルームの待合室に着くと、

兄がいました。

兄は相変わらず、表情も変えずに

 

『あ、来れたね。』

 

と、僕らにぶっきら棒に言うのでした。

 

僕は

普通、まずは挨拶でしょ!!

こんにちは、とか、どーも、とか

そーゆーのあるでしょ!!』

と、思うのですが、

 

僕もぶっきら棒に

 

『来れました。』

 

と、返すのでした。

 

カウンセリングの時間になり、

部屋へ案内されました。

 

昨日、兄から僕も一緒にカウンセリングを受けろみたいな事を言われたので、

母が話す事のフォローもあるかと思い、僕も一緒に部屋に入るのでした。

 

そこには母よりも年配で、

体格のいい女性が座っていました。

その女性がカウンセリングをする臨床心理士の先生なのですが、

 

第一印象は

 

『安心感、安定感』。

 

母の第一印象もその様だったようです。

 

軽く挨拶を済ませると、

 

母がどういった経緯でこんな状態になったのか、

今の症状などを話し出しました。

 

心療内科でもらった薬のおかげか、

それとも臨床心理士の先生に対して、

信頼感が芽生えたのか、

母はとても流暢に話すのでした。

 

先生は

『うん、うん』と、

母の話しを聞きながら、英語なのか、何か外国語でメモをとっていました。

 

カウンセリングの時間は約1時間程度。

 

思った以上にあっという間に時間になり、

ほとんど母が話をして、先生がそれを聞いて終わった感じです。

 

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カウンセリングの部屋を出て、待合室に行くと、

兄が、腕組みをしてサングラスをかけて寝ていました。

 

なんだ、コイツ(−_−;)

 

なんだか、いちいちイライラさせる奴です。

 

そして兄が受付に挨拶して帰ると、

 

兄が母に、

『受付の人にちゃんとお礼言って帰ってよ。

俺がカウンセリングの支払いできる様に、

特別に手続きしてもらってるんだからさ。』

 

と、またぶっきら棒に言うのでした。

 

母はその時は

『あ、分かりました。すいません。』

と、兄に謝っていました。

 

カウンセリングルームを出ると、

 

兄は

『じゃ、俺は仕事に戻るから。』

とだけ言い、さっさと愛車に乗り込んで、仕事に戻って行きました。

 

兄は何しにここまで来たのか。。。

 

母に、

『なんで、あいつ来たんだろ。

機嫌悪いんだったら、

来なきゃ良いのにね。』

と、言うと、

 

母が、

 

『なんで、私、

裕也(兄)にあんな言われ方されるのよ。

いつも、偉そうに!!

なんなの、あの子は!!

腹たつわ!!』

 

と、キレていました。

 

母は、

先ほど、兄に受付にお礼を言うよう、

ぶっきら棒に言われたことに

無性に腹を立てていたようでした。

 

兄はモラハラ夫(父)と一緒で、

気分の起伏が激しく、

すぐに顔と、態度と、言葉に出るのです。

 

ホント、兄も

 

人を不快にさせる天才

 

です。

 

 

さて、

初めてのカウンセリングの感触は

良かった様です。

他人に話す事で、スッキリするのか

分かりませんが、カウンセリングは母にとっては、

良い効果をもたらす様な感じがしました。

 

ただ、緊張と暑さのせいで、家に着いてから、

すぐに寝てしまいましたけどね。

 

しばらくは、僕がカウンセリングも母に着いて行くことにしました。

別に僕はカウンセリングを受けませんがね。

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続く・・・

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