父と会った日、僕が帰宅しのは23:30頃。
気疲れして、もうヘトヘトです。
母はリビングのソファーで、
相変わらず電気もつけずに、
暗闇の中、テレビを見ているのでした。
母
『どうだった?』
僕
『うん、相変わらずだよ。
元気にしてる。』
母
『そう。そうよね、
あの人だもん。元気よね。
私のこと何か言ってた?』
僕
『う、うん。
体調とか、
ちゃんと食べているのかとか、
気にしてたよ。』
僕は母の質問に、思わず嘘をついてしまったのでした。
この日、モラハラ夫(父)は母の体調のことは
何も聞いてこなかったのです。
ですが、普通の旦那さんであれば、
奥さんがこの様な状況で、
奥さんの体調、生活など気にするはず。
母に
『母さんのことは、何も聞かれなかった。』
なんて、とても言えなかったのです。
母
『疲れたでしょ?
ごめんね、親のことで
孝行のこと振り回して。
ホント、ごめんなさい。
私がいけないのよね。
ごめんなさい。』
僕
『ああ、全然大丈夫だよ。
結婚して40年も経てば、
こんな感じにもなるでしょ。
うちが珍しいわけでもないし。
よくあることなんじゃない。』
母
『そう?そうね・・。』
母は僕と父が会ったのをとても気にしていました。
モラハラ夫(父)はどんな風に自分の事を思っているのだろう、
反省しているのだろうか、
孝行に暴言を吐いてないだろうか、
などなど、色々な事を心配していた様です。
母はその後、睡眠導入剤を飲んで、
そのまま寝ました。
僕は、何だかとても疲れているのですが、
寝付けず、そのまま朝に。
翌日、
モラハラ夫(父)のために
モバイルルーターの申し込みをしたのでした。
4日後、商品が届き、
その翌日、またモラハラ夫(父)と会う事に。
今回、モラハラ夫(父)と会う場所は、
我が家の近所のホテルのラウンジ。
実はこのホテルのラウンジは、
モラハラ夫(父)の行きつけの場所。
僕がラウンジについた時は、
すでにモラハラ夫(父)はラウンジで
食事をしながら、ウェイターさんと
楽しそうに話をしていたのでした。
僕がモラハラ夫(父)のところへ行くと、
『おー、来たか!
飯食ったか?』
僕
『うん、食って来たから良いよ。』
僕はコーヒーを注文し、
モラハラ夫(父)にモバイルルーターと、
おまけでついて来たタブレットを渡しました。
モラハラ夫(父)はご満悦。
カレー、枝豆、唐揚げを食べながら、
早速タブレットをいじってました。
どうやらモラハラ夫(父)は、
週3、4で、ここのラウンジで夕飯を食べている様です。
『どんだけ金使ってるんだよ(−_−;)』
モラハラ夫は、インターネットが大好き。
と言っても、
電化製品を見るか、芸能情報を見るくらいですけどね。
これで一人の生活でも、退屈しのぎになります。
そして、
ご機嫌のモラハラ夫(父)が突然、
『母さんどうなの?』
僕
『あー、ダメな感じだよ。』
モラハラ夫(父)
『掃除も洗濯もお前がしてんのか?』
僕
『そうだよ。』
モラハラ夫(父)
『ご飯は?』
僕
『俺が作ってるよ。』
モラハラ夫(父)
『何だよ、それー。
そんなんだったら、
母さん、施設かなんかに入れた方が良いんじゃねーか?』
僕
『はい??施設!?!?
何で施設??
って、施設って何??』
モラハラ夫(父)
『いや、お前が大変だろうからさ、
母さん、施設か何かに入れた方が
安心だろうしさ。』
僕
『あのね、どんな施設か知らないけど、
そんなとこ入れるわけないし、
入れるわけねーだろ。
何言ってんの??』
モラハラ夫(父)
『いや、ただお前が大変かと思ったからさ。
そういう施設があれば、
入れた方が母さんのためにも
良いかと思って。』
僕
『・・・。』
モラハラ夫(父)は、
母が鬱になって、
家事も何もできなくなったのを聞いて、
もう用無しにでも思ったのでしょうか。
この人、ホント、人として
オカシイ。
もしかしたら、
どこか病院でも、施設でも入れれば、
母が勝手に
『病気』
になったという事にしようとしてるのかもしれません。
そして
モラハラ夫(父)は
『妻が病気になってしまって、
僕も大変なんですよ〜。』
なんて、言えるとでも思ったのでしょうか。
もしかしたら、そうかもしれません。
というか、
実はそうだったのです。
この当時は、まだその事は知りませんでしたが、
だいぶ後になってから、この事実が分かったのでした。
モラハラ夫(父)は、母のことを聞かれると、
自分のせいで、妻が鬱になったということは
もちろん言わず、
母が性格上、体質的に、『病気』になった
と、言っていたのでした。
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