モラハラ夫(父)は糖尿病にも関わらず、
相変わらず、大好きなケーキを頬張りながら、
話しをしていました。
そして、
モラハラ夫(父)が、
『母さんどうだ?』
僕
『大変だよ。
卒業試験間際に、自殺願望が出てきちゃてね。
新しい薬を飲んで、落ち着いてはいるけどさ、
身体が思う様に動かないし、
歩き方も突進歩行みたいになっちゃうし、
自力で立ち上がるのも難しいしね。』
モラハラ夫(父)が急にマジメな顔をして、
珍しく、ちゃんと僕の話しを聞いているようです。
自分の奥さんが大変な事になっていると、
理解したのでしょうか。
そして、モラハラ夫(父)が、
『いくら病気だからって、
死ぬとか、死にたいとか、
そういう事は言っちゃいけないよ。
俺はそう思う。』
あ、出ました。
自分は良い人。
自分は正しい人間だ。
そんな、雰囲気を醸し出してます。
僕
『いや、鬱の人は回復し始めると、
ほとんどの人が自殺願望が出るみたいよ。
今までは何も考えられなかったのが、
今のこと、これからの事を考える様になって、
不安に感じる様になったって事は、
回復しているみたいよ。
先のことを考えられる様になったって事だからね。
回復傾向なんだけど、自殺を考えてしまうっていうね。
大変だよ、鬱は。』
モラハラ夫(父)
『いや、だからと言って、
死ぬとか、死にたいとか言っちゃいけないんだよ。
母さんより大変な人はたくさんいるんだよ。
そんな人たちも一生懸命に生きているんだ。
母さんなんて、まだ良い方なんだよ。』
やっぱり、モラハラ夫(父)は
僕の話しを全く聞いてませんでした。
というか、全く理解できてなかったのか。
やっぱり、
バカです。
モラハラ夫(父)は何かと他と比べます。
その人の大変さ、苦労など他人と比べるものでもありません。
比べる必要もありません。
モラハラ夫(父)はさも正しい様なことを言っているつもりの様ですが、
僕の話しを聞いて、こんな回答をするのは、
どうかしている。
やはり、
力一杯、
バカです。
しかも、
モラハラ夫(父)のせいで、
母はこんな状態になってしまったのです。
なのに、
『母さんなんて、まだ良い方なんだよ。』
と言ってしまう。
いや、言えてしまう。
なぜなら、自分の責任を微塵も感じてないから、
言えるのです。
それが、モラハラ体質の人なんです。
そもそもモラハラ夫(父)は、
母がどんなに大変な状態だったか知りません。
兄も知りません。
知っているのは、一緒に住んでいる僕だけ。
何かと母の対応をしていたのは僕だけなのです。
普通であれば、
『母さんなんて、まだ良い方なんだよ。』
なんて、僕に言えないでしょう。
僕にそんなことを言えてしまうのは、
息子に対して、
申し訳ないとも思っていないということなのです。
僕
『いや、だからさ、
俺の話し聞いてた?』
モラハラ夫(父)
『聞いているよ!!
母さんは大変かもしれない、
でもね、
もっと世の中には大変な人がいるんだよ。
そう軽々しく、死ぬとか、死にたいとか、
言っちゃダメなんだって。』
僕
『・・・。』
『コイツ、ホント、バカだな。
人の話し聞いてねーし。
理解できてねーし。』
僕はまたモラハラ夫(父)と会って、
『イライラ、ムカムカ』
するのでした。
またその日もモラハラ夫(父)に付き合って、
結局、23時過ぎに帰宅したのでした。
モラハラ夫(父)は、
淋しさ以外は、快適に過ごしてます。
お金もあるし、何も困ることはないのです。
ですが、
モラハラ夫(父)の弱点は、
一人というのが苦手。
淋しがり屋で、何事も一人でするのは不安なのです。
会社経営をしているのですがね。
社長なのですがね。
ですが、
結局、会社も一人で経営してきたわけではありません。
母を巻き込んで、母を自分の会社で働かせていたわけですから。
そして、何かと母の責任にしてきたのです。
モラハラ夫(父)が社長なのですがね。
モラハラ夫(父)は
『なんでも一人でできる。』と、
豪語してましたが、
別居する前まではほとんど母に依存してきたのです。
母がダメになったから、
息子の僕なわけです。
淋しさと、不安を
息子の僕と一緒にいる事で、
解消しているというわけです。
僕はモラハラ夫(父)から
良いように利用されているのです。
お金のためとは言え、
モラハラ夫(父)に付き合うのは、
ホントに
『辛い、疲れる、イライラ』
するのです。
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