家に帰ると、
母はいつも通りリビングのソファで、
横になっていました。
そしていつもの様に
『どうだった?』
と、聞くのでした。
僕
『今日の親父は、
機嫌がいいのかと思ったら、
今、親父が住んでる家の文句を
言いだしたよ。
俺に言われても困るんだけどね。』
母
『あの人、
自分で家決めたんでしょ?
何が嫌なの?』
僕
『風呂とトイレが一緒なのが嫌みたいよ。
風呂も狭いし、
シャワーもお湯が出ると思ったら、
水になったりするんだって。』
母
『自分が良くて、決めたんでしょ?
何でそんなとこ選んだかしら、
あの人。』
僕
『こんなに長く別居すると
思わなかったんだって。
散々、兄貴と俺が長くかかるから
家を借りてくれって、
言ったんだけどね。』
母はため息とともに、
『あの人、何の理解も反省もないのね。』
と一言。
僕はモラハラ夫(父)から聞いた
カウンセリングの先生が
『母は半年くらいで良くなる。』
というのが、引っかかっていました。
なので、
僕
『カウンセリングの先生が、
半年で母さんは良くなるって、
聞いたみたいよ、親父は。
そんなこと言うかな??
アイツ、また嘘言ってるんだと
思うんだよね。
今度、カウンセリングに行くときに、
一応、先生に聞いてみてくれないかな?』
母
『あの人、そんなこと言ってたの!?
カウンセリングの先生が
そんなこと言うかしら。
あの人の嘘だと思うけど。。。
気になるから聞いてみるね。』
僕
『うん、そうして。』
後日、母がカウンセリングへ行って、
カウンセリングの先生に
その件について、聞いてみました。
先生
『私はそんなことは一切言ってません。』
やはり、モラハラ夫(父)の
嘘
だったのでした。
モラハラ夫(父)は
自分の都合が悪くなると、
あたかも真実味のある様な嘘の話しをし、
周りを騙し、
自分の有利の方向に持っていき、
自分の都合の良い状況にするのです。
ただ、
残念なのが、
我が家のモラハラ夫(父)は、
それが息子の僕にも通用すると
思っていること。
毎度、毎度バカです。
モラハラ夫(父)は、
嘘ばかり言うので、
僕は彼を全く信用できない。
なので、
僕はモラハラ夫(父)の話しは
話半分で聞いています。
不思議なことに、
聞いてたつもりが、
聞いてないこともありますがね。
ほんと、不思議ですわ。
翌週、またモラハラ夫(父)から
LINEが。
『明日は何時頃にしますか?』
『先週も会ってるのに、
またかよ(−_−;)
ほんっとクドイな、コイツ。』
モラハラ夫(父)は、
僕と毎週末会うのが
『当たり前』
になっているのです。
僕が喜んで会っているとでも
思っているのでしょうか。
いいえ、
モラハラ夫(父)は
自分より身分が低い
人のことは考えません。
モラハラ夫(父)にとって、
僕は、モラハラ夫(父)より、
下の人間。
なので、
僕の都合も、状況も考えることはしません。
『自分が良ければそれでよし。』
なのです。
翌日。
その日のモラハラ夫(父)は、
機嫌が良かったのでした。
モラハラ夫(父)
『俺さ、ジムに入会したんだよ。』
僕
『あー、そうなんだ。
やっと入会したんだね。』
両親が別居する前、
僕はモラハラ夫(父)に
スポーツジムに入会する様、
勧めていたのでした。
糖尿病で、
何も趣味もない、
友達もいない、
そんなモラハラ夫(父)には、
スポーツジムでも通っておけば、
多少の暇つぶしになると思ったからです。
もしかしたら、
あんなクソジジ〜ですが、
友達もできるかもしれないですしね。
そして、
ようやくモラハラ夫(父)が
スポーツジムに入会したということは、
一人の生活に前向きになったのかと
思ったのですが、
モラハラ夫(父)
『いや、
この前、風呂のこと話したろ?
あれじゃあ、
風呂に入れたもんじゃないからさ、
ジムに入会したんだよ。
いいぞ〜、ジムの風呂は。
広いし、綺麗だしな。』
健康維持のためとか、
体を動かして
ストレス発散とか、
そういう理由ではないんですよね。
入会理由は
『風呂』
だったんですねぇ。
なるほどね〜。
まぁ、どうでもいいですけどね。
僕
『あ〜、ジムは風呂もあるもんね。
サウナとか、ジャグジーとかね。
どこのジムに入会したの?』
モラハラ夫(父)
『ん?
◯◯クラブに決まってるだろ。』
僕
『え?
うちの近くじゃん。』
僕
『そうだよ、
いいじゃねーか、別に。』
僕
『母さんとまた会うかもしれないじゃん。』
モラハラ夫(父)
『大丈夫だよ、会わないって。
会っても、隠れるからさ。』
僕
『・・・。』
モラハラ夫(父)は
今、モラハラ夫(父)が住んでいる
地域にもスポーツジムがあるのですが、
あえて、僕と母の住んでいる地域にある
スポーツジムに通うのでした。
モラハラ夫(父)は、
たとえ家族に会えないとしても、
家族のそばにいたいのです。
家族が恋しいからですね。
ですが、
『頼むから離れてくれ』
と、思う僕なのでした。
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