(69)できちゃった婚で、想定外。

スポンサーリンク

卒業式2日前、

佐藤さんから電話がありました。

『孝行くん、どうしよ。

今、新幹線からなんだけどさ。

美佐子が意識不明なんだよ!!

死にそうなんだよ!!』

『ん!?!?』

と、その前に。。。

僕の友人である佐藤さんの事を

少し詳しく話さなければいけないですね。

※佐藤さんについてはコチラ

→ (37)救いの神はいるのです。

スポンサーリンク

佐藤さんは約10年程お付き合いしている

彼女がいました。

佐藤さん自身、何度か彼女と結婚を考えていたようですが。

佐藤さんのアタマの中では、

『本当にこの人で良いのか!?』

という疑念があったようで。

理由は、

何となくお互い気が合わない、

喧嘩ばかりするし、

家庭的ではなさそう。

かと言って、バリバリ仕事をするわけでもなく、

引きこもりな感じ。

なので、

喧嘩をきっかけに、

その彼女と別れることになりました。

ですが、

別れて一週間後。

その元彼女は毎晩、佐藤さんのマンションで

佐藤さんの帰りを張っていたのでした。

帰りは深夜ですからね。だいぶ怪しい女です。

元彼女は、佐藤さんのことが大好き。

泣きながら、泣きじゃくりながら、

佐藤さんなしでは生きていけないような

話しをしたようで。

二週間後には、元彼女から彼女に返り咲いたのでした。

佐藤さん、

『毎晩遅くまで、俺のことを待ってくれている。

そんなに俺の事を・・・。

やっぱ、コイツしか結婚相手はいないかもな。』

なんて、思ったようです。

僕は

『キモッ!!こわっ!!』

って、思っちゃったんですけどね。

どうやら佐藤さんは、その反対に感じたみたいです。

あなたはどう感じます??

そして、よりを戻したその晩は

お互い燃え上がったようですよ。

その結果。

あ、できちゃった。

佐藤さん、晴れて40歳で

『できちゃった婚』

その妊娠のお知らせを聞かされたのが、

卒業試験を終えて、

2人で晩飯を食べに行った時でした。

『孝行くん、俺、パパになるかもしれない。』

『はい!?!?

彼女できたんですか?

てか、できちゃった婚!?』

佐藤さん

『いやいや、

結局、美佐子とヨリを戻したんだよ。

なんか、意気揚々と孝行くんに

『彼女と別れた!!』

って、言っておきながら、

二週間後には『よりを戻りました』なんて、

なんか恥ずかしくてさ。

しかも、赤ちゃんできちゃったしねww

一発だよ、一発!!

スゴイ、命中率だよね〜。』

確かに。一発でねぇ・・(ーー;)。

そして経緯を聞かされた僕は、

何かとても違和感を感じたのでした。

ですが、佐藤さんはなんだか嬉しそう。

佐藤さん、今は籍を入れないけど、

出産する時に籍を入れる予定だそうです。

出産予定日は、2月中旬。

国家試験の一週間前。

なんて、タイミングが悪い。

佐藤さんの頭の中では、

・子供の出産

・晴れて夫に、パパに。

・国家試験合格

といった

めでたい事が続き、

ワクワク、ドキドキが止まらないわけです。

ま、有頂天に近い状態ですね。

ただ、どーも違和感を感じる僕は、

食事帰りの車の中で、

『佐藤さんは、結婚したら

絶対に離婚しないですか?

相手のことをどんなに嫌になっても、

離婚しないですか?』

と、思わず聞いてしまったのでした。

すると佐藤さん、

不思議な顔して、戸惑いながら、

『い、い、いや、僕は結婚したら、

離婚なんて絶対しないよ。

そんな事、考えもしなかったけど。』

『ああ、そうなんですね。

でも佐藤さんは結婚生活、頑張れそうですよね。

良いお父さんできそうな感じがしますよ。』

と、とりあえず、その話しを流すのでした。

佐藤さんのこの件を知っているのは

学校で僕だけ。

佐藤さんの予定では、

卒業式のあとで、

皆にサプライズを起こしたいとの事でした。

国家試験が迫る中、

奥さんの実家のある長野まで

定期的に足を運び、奥さんの様子を確認し、

東京に戻って仕事をし、学校に行き、

少し勉強をし。

佐藤さんは忙しい生活を送るのでした。

出産予定日を迎えても、

なかなか生まれてくる気配がないので、

佐藤さんはとても心配。

国家試験どころではない感じでした。

そして、佐藤さんに

『孝行くん、お願いがあるんだけど。

無事に生まれてくるように、

お腹の中にいる赤ちゃんに

エネルギーを送ってもらえないかな?』

と、頼まれまたので、

僕は快く引き受けることにしました。

僕は赤ちゃんに遠隔でエネルギーを

送ってみることに。

10分ほどたつと、

何となく赤ちゃんの意識に繋がった感じを受けました。

どうも、赤ちゃんは生まれてくるのを

心配しているというか、不安を感じているというか、

何かに気遣っている感じを受けたのでした。

ですが、

こんなことを言うと、佐藤さんは心配になると思うので、

佐藤さんには

『エネルギー、送っておきましたからね。』

と、伝えるだけにしておきました。

スポンサーリンク

国家試験を無事に終えると、

佐藤さんは翌週の水曜日に

長野に行って、奥さんの様子を見て、

東京に戻り、婚姻届を提出しました。

翌日の木曜日。

卒業式2日前。

佐藤さんの奥さんは

無事に出産をしたのですが、

奥さんの出血が止まりません。

そして、危篤状態に。

病院から佐藤さんに連絡がいき、

佐藤さんは慌てて長野に向かうのでした。

その向かう最中の新幹線で、僕に連絡をしてきたのでした。

佐藤さんは、涙声。

『俺、美佐子がいなくなったら、

どうやって子供育てたら良いんだろ。』

僕はかける言葉もありません。

ですが佐藤さんからの連絡を受けて、

僕はハッとするのでした。

遠隔で赤ちゃんにエネルギーを送って、

赤ちゃんからの心配、不安、

何かに対しての気遣いというのを

感じたのは、

この事だったのかもしれないと

思ったわけです。

スポンサーリンク

続く。。。ブログランキングに参加しています。

1日2箇所、よろしければ、是非、クリックをお願いします!!