(70)友人の奥さんがこの世にいない!?

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佐藤さんとの電話を切った後、

僕は

『あ、卒業式どうすんだろ。』

と、気づいたのでした。

卒業式に参加している場合じゃないのは分かるのですが、

佐藤さん、

卒業式のあとの謝恩会で、

結婚の発表と、赤ちゃんが生まれた事を

皆に言う予定だったのです。

そう、サプライズってやつですね。

なので、卒業式をとても楽しみにしていました。

しかも、

佐藤さん、謝恩会が終わったあと、

僕と浅田さんに

サプライズなイベントを用意したとのこと。

ですが、こんな事態になってしまって、

サプライズも何もなくなってしまったのです。

佐藤さんに子供ができたことも、

出産で奥さんが大変な事態に陥っている事も、

知っているのは僕だけ。

厄介なのは、佐藤さんが卒業式を楽しみにしているのを

クラスの人たちも知っていたわけで、

僕は皆にどう言えばいいのやら・・。

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翌日、佐藤さんから電話が。

『孝行くん、

美佐子、もうダメかもしれない。

全然、出血が止まらないんだよ。

ずっと輸血してるし。

意識もないし。』

佐藤さんは力のない、弱々しい声でした。

『佐藤さん、大丈夫です。

諦めちゃダメですよ。

今は、マイナスに考えちゃダメです。

大丈夫です。

美佐子さんは元気になりますよ。

とにかく、大丈夫。

とりあえず、

美佐子さんにエネルギーを送りますね。

僕のヒーリング仲間にも連絡をとって、

遠隔でエネルギーを送ってもらうようにしますから。』

佐藤さん

『孝行くん、ありがとう。』

そして、卒業式の件を聞く雰囲気ではなかったのですが、

聞かないわけにはいきません。

しかも、佐藤さんが僕と浅田さんに用意した

サプライズイベントをキャンセルしてもらわないと

いけないわけです。

佐藤さんがやることは、

おそらく、お金のかかること。

しかも金額は高いでしょうからね。

キャンセルしてもらわないと、

最悪、

僕にそのお金がドドーンと、

かかってきてしまう。

『佐藤さん、こんな時に何なんですが、

卒業式は出れませんよね?』

佐藤さん

『うん、無理だよ。出席したかったけどさぁ。

本当は、皆にサプライズで言いたかったんだけどね、

それどころじゃないし。』

『そうですよねぇ。。。

皆になんて、言っておきます?』

佐藤さん

『あー、そうだな。考えてもなかった。

事実を言っても、皆に心配されて、

電話なり、メールなりくるのも

ちょっと迷惑だし。

悪いけど孝行くん、

適当に皆をごまかしてもらえないかな?

今、僕は適当な言い訳が考え付かないよ。』

『あー、そうですね。

みんなには適当に言っておきますね。

で、佐藤さん、僕と浅田さんに

サプライズイベントを用意したとか

言ってたじゃないですか。

それ、キャンセルしてもらっていいですか?』

佐藤さん

『あー、そうそう。

それね、実はもうお金払っちゃったんだよ。

3人分。

僕は行けないから、誰か適当に

1人連れて行って3人で楽しんできてよ。』

佐藤さんのサプライズイベントは、

都内某所にある超高級ホテルの高級スパ。

お一人様、約45000円。

『おったまげ!!』

です。

そのあと、

そのホテルの中華料理を予約していたのですが、

それはキャンセルしました。

佐藤さんが卒業式に来れない理由。

適当に言っておくとか言っておいて、

良い理由が思いつかない(ーー;)

仕方ない、これしかありません。

『インフルエンザ』

と、いうことに。

何となく無理がありますけどね。

僕の演技力で皆をごまかすしかないですよ。

そして、

高級スパに1人連れて行くことしたのは、

今回の国家試験にほぼ不合格であろう

藤木くんを連れて行くことにしました。

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卒業式前日、

僕は佐藤さんの奥さんに夜通し、

遠隔でエネルギーを送り続けるのでした。

ですが、何か変。

縁起でもないのですが、

『美佐子さん、この世にいない!?』

という感じがしたのでした。

そして、

僕はエネルギーを送るうちに、

宇宙空間のようなビジョンが。

そして、その場所に扉があり、扉に続く階段が。

その扉に向かって、美佐子さんの名前を呼びかけてみると、

七色に光っているような、半透明な人のシルエットが

扉を開き、こちらの様子を伺ってました。

ヤバイでしょ?

僕、アタマ、オカシイでしょ?

こういうの、興味ある人は興味あるのですが、

大体の人が興味ない。ですので、

興味ない人は、スルーしてくださいね。

そして、

そのシルエットがどうも美佐子さんの様な気がしたのでした。

しかも、この世に戻る気がなさそう。

あちらの世界の方が居心地が良い様に感じたのでした。

そう、僕がみている階段はあの世への階段。

その先にある扉は、あの世への扉!?

『これはイカん!!』

と、思った僕は、

美佐子さんに

『佐藤さんとせっかく結婚したし、

赤ちゃんもいるし、

この世に戻ってきて、

奥さん、お母さんになりなよ。』

なんて、言ってみたのでした。

ですが、無反応。

ただ、何となく伝わった様な気がしました。

すると、その場面が一気に消え去ってしまったのでした。

『ムムム。。。』

正直、手応えがない。

むしろ、美佐子さん、

あの世に行ってしまっている気がしてならない。

そう考えているうちに、いつの間にか朝に。

そして、僕は卒業式に向かうのでした。

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